第7回:浅草・本龍院(待乳山聖天)編

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東京、浅草には沢山の観光名所があります。その中でも人気のパワースポットといえば、雷門で有名な浅草寺が挙げられますね。
主に外国人をはじめとする観光客や人力車で大変混雑し熱気にあふれています。

が、今回ご紹介するのは本龍院(待乳山聖天・まつちやましょうでん)。
ここもパワースポットとして多くの観光客の方々が足を運ぶ隠れた名所なのです。
浅草駅前近辺のにぎやかなエリアと違って、落ち着いた雰囲気の癒し空間。
パワースポットとされるのは願望成就のご利益が強くて、特に「何かを断って願い事をすると必ず叶う」と・・・ただし「約束を破ると罰が当たる」ので『覚悟が必要』なのだとも。

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本龍院は聖観音宗(しょうかんのんしゅう)という天台宗の流れを汲む宗派のお寺で、ご本尊は聖天様です。聖天様というのは、仏教の守護神である天界に住む者の一つ「歓喜天」のことで多くは象頭人身の像で表されるのだとか。
浅草名所七福神の一つとしては、毘沙門天をお祀りしています。

この本龍院の起源を辿りますと、推古天皇の3年(西暦595年)に地中から忽然と霊山(待乳山)が湧き出て現れ、その6年後の夏、大旱魃で苦しむ民を大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)のお姿の十一面観世音菩薩がお救いになった・・・ということですので、本当に歴史のあるお寺の一つですね。

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さて、この本龍院ですが少し変わった参拝の仕方をすることで有名なんです。
お聞きになったことのある方も折られると思いますが、そうです、本龍院の境内にはなんと大根が売られているんですよね。

んん?
お寺で大根?

不思議に思うのももっともですが、本龍院の聖天様にはこの大根を奉納するんです。

えっ?神様に大根を奉納?

実は大根は

体内の毒素を中和して消化を助けるはたらきがあるところから、聖天様の「おはたらき」をあらわすものとして尊ばれ、聖天様のご供養に欠かせないお供物とされています。
(待乳山聖天・公式サイトより)

大根を奉納することで聖天様が体の毒を洗い清めてくださるというわけですね。

また、本龍院と言えば「巾着」でもあります。巾着は財宝を表していて、商売繁盛の御利益の大きいことを示されたものなのだそうです。
境内の建物のあちこちに大根と巾着のシンボルが描かれているので、実際に行かれた際には探してみてくださいね。

アクセスは東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリー線、各線の浅草駅で雷門方面出口を降りて徒歩10分程度です。近くには東京スカイツリーを見ることもできますね。

東京で一番低い山の上にある本龍院。待乳山がかつて突然隆起したとき、金龍が天より降ってこの霊山を廻り守護したとも伝えられます。
そんな金龍が舞い降りるところを想像しながら本龍院へ歩けば、楽しみがいっそう広がりそうです。