第2回:浅草寺・仲見世どおり編

浅草は日本有数の観光地の1つですが、中でも人気の高い浅草寺には、参拝者でも気軽に楽しむことができる「仲見世どおり」があります。
この「商店街」には現在でも様々なお店が立ち並び、古き良き景観と人々の温かさが魅力の一画です。

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仲見世どおりは日本で最も古い商店街の1つで、江戸時代から続く歴史を持っています。江戸幕府が開かれて江戸の人口が増えると、浅草寺の参拝客もそれに比例して増えていき、周辺の環境を整えることが重要になりました。そこで、浅草寺で賦役していた周辺の人々に、境内や参道上へのお店を出す許可が与えられました。この時にできたお店の数々が仲見世どおりの始まりで、元禄や享保のころだといわれており、当時からお菓子や玩具・お土産品などが売られてにぎわってきました。 

ところが明治維新で寺社の所領が政府に没収され、浅草寺の境内の管轄が東京府に移り、合わせて制定された公園法によって、以前からの特権が失われてしまいます。明治18年5月、東京府から仲見世全店の取り払いを命じられますが、同年12月にはレンガ造りの新店舗が完成、近代仲見世が始まります。

新たな仲見世どおりの歴史を刻んでいく中、大正12年の関東大震災でレンガ造りの店舗は崩壊し、壊滅状態となります。このときは2年後に鉄筋コンクリート造り・桃山風朱塗りの店舗による商店街として復興を果たすのですが、その後の大戦では内部が全て焼失してしまいます。しかし仲見世の人々が努力していち早い復興を成し遂げ、昭和60年には「近代仲見世100周年」を迎えるなど、今も愛される商店街として現在に至ります。

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仲見世どおりは雷門から宝蔵門にかけて約250mの長さがあり、東側に54店舗・西側に35店舗の計89店舗が出店しています。雷門をくぐったときに見られる特長的な装飾と看板が魅力で、訪れた観光客を魅了する景観が楽しめます。

様々の店舗には浅草ならではの商品、ここでしか食べられないもの・ここでしか売っていないものが見られます。食べものでいうと、せんべいやあられをはじめ、雷おこしや飴に駄菓子、カルメ焼きなどの懐かしいお菓子も売られています。食べながらの観光を楽しむなら、おすすめはお団子。串に刺さったお団子とお茶を楽しみながら浅草の雰囲気を感じたり、季節限定のメニューを出しているお店もあって、四季折々の味わいも感じられます。

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仲見世どおりでは、お土産品も色々とあって楽しめます。下駄や草履のお店では、国産素材を使った自分のサイズに合う履物を選んだり、扇子など日本ならではのお土産は、国内はもちろんのこと、海外からの観光客にも人気です。

ほかにオリジナルのデザインを施したTシャツやバッグなどもありますが、お土産以外にも、日用品を取りそろえたお店もいくつかあって、地元の人にも愛されている仲見世どおりなのでした。

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仲見世どおりは浅草寺の境内にありますので、浅草駅から歩いて数分というアクセスです。1年の間に様々なお祭りやイベントが開催されているので、その時に行くとまた楽しい雰囲気が感じられます。細かいお店の情報は仲見世どおりのHPでご覧いただくとして、独特の雰囲気が魅力の通りを、一度見に行ってみませんか?